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三笘薫が不完全燃焼に終わった原因? エストゥピニャンへの批判は正しい評価なのか【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第23節、クリスタル・パレス対ブライトンが現地時間11日に行われ、1-1のドローに終わっている。サッカー日本代表MF三笘薫はフル出場を達成。しかし、これまでのような輝きを放てなかった。不完全燃焼の原因として同僚のDFペルビス・エストゥピニャンが批判されているが、それは正しい評価なのか。(文:小澤祐作)


運に見放されたブライトン


【写真:Getty Images】

 ブライトンは勝ち点2を取りこぼしてしまった。これでプレミアリーグにおけるクリスタル・パレスとの“M23ダービー”は7試合勝ちなしと、またも苦手意識を克服することは叶わなかった。

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 この日のブライトンには運がなかったと言わざるを得ない。何度も相手守備陣を崩したが、10番を背負うアレクシス・マック・アリスターのシュートはことごとく決まらず、ペルビス・エストゥピニャンのゴールはオフサイド判定(VAR介入に人的ミスがあったとの報道も)によって取り消された。

 C・パレスのGKビセンテ・グアイタはMOM級の活躍で何度もチームを救っていたが、ブライトンGKロベルト・サンチェスは出番が少ない中で致命的なエラーを起こしてしまった。69分に相手のフリーキックをキャッチし損ね、ジェームズ・トムキンスにゴールをプレゼントしている。

 幾度となくあった決定機を1本しか決めきれず、ミスから失点をしてしまうのでは、勝てる試合も勝てないのは当たり前か。同日に5位トッテナム、4位ニューカッスルがそれぞれ勝ち点3を逃しており、より差を詰めるチャンスだったことを考えても、このドローは悔やまれる。

 そして、三笘薫にとっても、初のM23ダービーは不完全燃焼だったと言える。

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