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大ピンチ! プレミアリーグ降格危険度ランキング4位。200億円以上の補強で大低迷…。高齢化、マンネリ化

シリーズ:プレミアリーグ降格危険度ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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22/23シーズンも後半戦が始まり、リーグ戦では各クラブがそれぞれの目標に向かって激戦を繰り広げている。そんな中、今季のプレミアリーグは“残留争い“が例年以上に熾烈となっており、14位と最下位の勝ち点差は「6」しかない。今回は降格危険度の高いクラブをランキング形式で紹介する(順位と成績は2月7日現在)。


4位:ウェストハム


【写真:Getty Images】

順位:16位
今季成績:5勝4分12敗


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 昨夏にウェストハムはさらなる躍進を遂げるべく、クラブ史上最高規模となる1億8200万ユーロ(約218億円)もの移籍金を市場に投じて大型補強を行った。ところが、その結果は期待していたものとは正反対の悪い方向へと進んでいる。

 ウェストハムは“核”となるセンターラインの選手の高齢化、それに伴う衰えが懸念されている。GKのウカシュ・ファビアンスキは37歳、ディフェンスリーダーのアンジェロ・オグボンナは34歳、ストライカーのミカイル・アントニオは32歳だ。その他、30歳以上の選手は3名おり、スカッドの平均年齢はプレミアリーグで最年長の27.9歳。若手選手の突き上げも乏しく、今季プレミアリーグでプレーした22歳以下の選手はケラン・ケイシーの13分間のみだ。

 また、就任4季目を迎えるデイビッド・モイーズ監督の下でのサッカーはマンネリ化が進みつつあり、これまで得意としていたセットプレーでの得点が激減。リーグワースト4位の4ゴールに留まっている。守備は開幕前に負傷離脱したナイフ・アゲルドが復帰したことで改善されつつあるが、ファイナルサードでのクオリティ不足は改善されておらず、昨季12得点12アシストの好成績を残したジャロッド・ボーウェンは4得点0アシストと不調のままだ。

 そして難しい状況に陥っているのが中盤のバランスである。ウェストハムの好調時はゴール前に飛び込むことを得意としているトマーシュ・ソーチェクが高めのポジションを取り、デクラン・ライスがやや低めの位置を取ってバランスが保たれていたが、昨季からライスが前線に上がることが増えて、このバランスが保てなくなった。直近2試合はライスとルーカス・パケタを中盤で組ませることでバランスが良くなり、勝ち点を拾えているものの、チャンスを演出することは依然として苦戦を強いられており、シーズン最終盤まで残留争いを強いられそうだ。

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【了】

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