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大ピンチ! プレミアリーグ降格危険度ランキング5位。新監督就任→首位撃破!巻き返しを狙う名門

text by 編集部 photo by Getty Images

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22/23シーズンも後半戦が始まり、リーグ戦では各クラブがそれぞれの目標に向かって激戦を繰り広げている。そんな中、今季のプレミアリーグは“残留争い“が例年以上に熾烈となっており、14位と最下位の勝ち点差は「6」しかない。今回は降格危険度の高いクラブをランキング形式で紹介する(順位と成績は2月7日現在)。


5位:エバートン

【写真:Getty Images】

順位:18位
今季成績:4勝6分11敗


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 近年、低迷が続いているエバートンは今季も大苦戦を強いられている。フランク・ランパードの下で開幕を迎えた名門は、8月下旬から10月上旬までは6戦無敗と希望を持てる時期もあったが、14節から21節までの8試合では2分6敗と勝ち点を大きく落とし、降格圏に沈んだ。

 こうした状況を受けてフロントはランパードの解任を決断。シーズン開幕前にランパードの説得によりエバートン残留を決断していたアンソニー・ゴードンは、再び移籍を希望してニューカッスルへと活躍の場を求めた。背番号10を放出した一方で補強は進まず、加入間近だったアルノー・ダンジュマもトッテナムにハイジャックされる形で獲得を逃した。

 この絶望的な状況で前バーンリー指揮官ショーン・ダイシが新監督に就任した。戦力と資金力が限られていたバーンリーを5シーズン連続でプレミアリーグ残留に導いた経験豊富な“闘将”は、就任後すぐに守り勝つサッカーをチームに浸透させた。幸いにもエバートンにはダイシ好みの大柄な選手が多く、中盤の選手のクオリティはバーンリー時代を凌駕する。初陣となったアーセナル戦では最前線のドミニク・カルバート=ルーウィンに積極的にロングボールを当てて、そのセカンドボールをハイプレスで狙うサッカーで首位チームを苦しめて、エバートンに10月以来の勝ち点3をもたらした。

 ダイシは初陣にして冬の補強がなくとも、既存戦力で十分に戦えることを証明した。この内容を踏まえれば残留は堅そうだが、懸念すべきなのがカルバート=ルーウィンしか前線でロングボールを収められる選手がいないということだ。同選手は昨季に続き、今季も負傷離脱を繰り返すなど怪我が多い選手であり、2番手FWニール・モペイではダイシのやりたいサッカーを続けることは難しそうだ。昨年12月に大型FWサロモン・ロンドンと契約を解除したことは悔やまれるが、197cmのアルテム・ジューバが現在フリーであり、彼のような大型ストライカーをもう一枚補強をしておきたいところだ。

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【了】

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