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ザニオーロのトルコ行きが確定か
こんなにも早く5大リーグを離れるとは想像できなかった。
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イタリア代表MFニコロ・ザニオーロは、非常に慌ただしい1月を過ごした。今冬にローマからの退団を希望した同選手にはトッテナムやミランがオファーしていたようだが、両クラブともローマの要求額を飲み込めず撤退。さらにボーンマスが獲得に乗り出し、クラブ間合意にまで至ったが、ザニオーロ本人がこれを拒否したことで移籍実現とはならなかった。
こうした姿勢でクラブとの関係を悪化させ、試合や練習にも参加せず、サポーターから猛烈な批判を浴びたザニオーロはその後、一転してボーンマス移籍を承諾したようだが、時すでに遅し。ハメド・ジュニオール・トラオレらを獲得していたボーンマス側からイングランド行きを拒まれてしまった。
そんな、いわゆる飼い殺し状態が続いていたザニオーロに救いの手を差し伸べたのが、8日まで冬の移籍市場が開いているトルコの名門ガラタサライだった。『スカイ・スポーツ』によれば、ローマとガラタサライは移籍金1500万ユーロ(約18億円)+ボーナスで完全合意に達したとのこと。ザニオーロとは年俸350万ユーロ(約4.2億円)+ボーナスの4年契約を結んだという。また、同選手は現地時間7日の午後にトルコ入りすると報じられている。
3500万ユーロ(約42億円)のバイアウト条項が付いているとはいえ、2018/19シーズンにセリエA最優秀若手選手に選出され、ローマの至宝とも称された男が23歳の若さで5大リーグから離れてしまうのは、少しもったい無い気もする。もちろんガラタサライも悪いクラブではないが、やはりリーグレベル等を考えると、今後の成長のために良い判断だったかどうかは微妙だ。
怪我に悩まされたこともあり、当初の期待値よりは伸び悩んでしまった印象が否めないザニオーロ。才能に疑いの余地はないだけに、再び5大リーグに返り咲いてほしいところだが、果たしてトルコの地で活躍なるか。
【了】