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サッカー日本代表は初のワールドカップ2大会連続決勝トーナメント進出を果たし、着実に結果を残しているが、トップランナーである欧州や南米に並ぶ存在になるためにはどうすればいいのか。Jリーグ理事を務め、ベルギーのシントトロイデンでCEOを務める立石敬之氏は現状に危機感を感じているという。欧州と日本の市場を肌で感じる経営者は、日本サッカーが発展するため、大胆な構造改革の必要性を説いている。(取材・文:元川悦子)
立石敬之氏が掲げる壮大なプラン
セルティック、ポルティモネンセなど日本人の欧州挑戦のゲートウェイになっているクラブはいくつかあるが、最大の成功例がシントロイデンというのは、多くの関係者の共通認識と言っていい。
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これまでも書いた通り、遠藤航、冨安健洋、鎌田大地の3人を欧州5大リーグのトップに押し上げた実績は比類なきものがある。だからこそ、日本代表攻撃陣の一時代を担った香川真司、岡崎慎司の両ベテランたちも加入を希望したのだろう。
クラブをここまで飛躍したのは、立石敬之CEOの手腕によるところが大きい。日本サッカー協会の反町康治技術委員長も「今回の2022年カタールW杯を考えた時、立石CEOは一番貢献したと言っても過言ではない」と前向きにコメントしていたほどだ。
これまでJリーグ理事を務め(1月末に退任)、2月からはアビスパ副社長も兼務する重要な立場にいることもあり、立石CEOには「日本サッカーを世界トップに押し上げるためにできることは何でもやる」という強い覚悟がある。日本代表の欧州拠点の拡充、UEFAネーションズリーグ(欧州NL)参戦実現などにも力を尽くしていくつもりでいるという。