日本サッカー協会は11日、JFAハウスで行われた理事会において、霜田正浩氏を技術委員長として選任したことを発表した。これまで技術委員長を兼任していた原博実氏は専務理事に専念する。
霜田氏は、2009年2月から日本サッカー協会代表チーム部、2010年10月からは同技術委員を務めた。
原専務理事は、この人選について「ブラジルへの留学経験もあり、ポルトガル語と英語に堪能。海外とのコネクションも豊富」と説明。
また、選手として目立った実績がなく、Jリーグでトップチームの監督経験がない中での選任ながら「強化担当は監督や選手とは違った能力が求められる。今後、選手や監督としての実績がなくても強化担当としての経験があれば重要な役割を担えるという指針にもなれる」と期待を寄せた。
霜田氏は就任にあたって「代表は23選手と監督だけでは強くなれない。サッカー大国となるために五輪からアンダー世代まで全カテゴリーを強化していきたい」と抱負を述べた。
また、本来は技術委員長にとって最重要とも言える代表監督選任の直後の就任となったことには「アギーレ監督との交渉は原専務理事と一緒にやってきた。これまでも長い時間を割いて話をしてきたし、ウルグアイ戦とベネズエラ戦の10日間でより深くコミュニケーションがとれた」と不安はないことを強調した。
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