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久保建英 2年前

久保建英が右サイドで見せた“顔”。エース復帰で浮上する理想的なプランとは?【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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ラ・リーガ第16節、アルメリア対レアル・ソシエダが現地時間8日に行われ、0-2でアウェイチームが勝利している。サッカー日本代表MF久保建英は2トップの一角で先発し、流れの中では右サイドでプレーした。その久保は、先制点をお膳立てするなど躍動。ここで活躍できた意味は、決して小さくないだろう。(文:小澤祐作)


2023年のリーグ初戦で久保建英が躍動


【写真:Getty Images】

 久保建英にとっては、これ以上ない新年のスタートになったと言えるかもしれない。

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 レアル・ソシエダは、2023年のリーグ戦一発目でアルメリアと対戦。相手はホーム戦4連勝中と本拠地で確かな強さを発揮していたが、イマノル・アルグアシル監督率いるチームは攻守で隙を見せず、2-0の完封勝利を収めた。

 そんな一戦で抜群の輝きを放ったのが、2トップの一角で出場した久保だ。これまでは左での先発が多かったが、この日は右に入っていた。

 久保は基本的に右サイドに張ってプレーしたが、流れの中で左サイドにも顔を出すなど、相手にとって捕まえづらい存在となっている。ドリブルのキレも申し分なく、仕掛けて削られるシーンは両手で数え切れないほどあった。

 ただガムシャラに仕掛けるだけではなく、しっかりと頭を使っていたのが好印象だった。基本的に右サイドでプレーした久保は、カットインに偏らず、あえて縦への突破を多く見せることで、相手の対応をより難しくさせている。タメの作り方もうまく、DFを引きつけたところで味方を生かす判断力も光っていた。

 さらに、アルメリア戦では両チーム最多3本のシュートを記録。得点には結びつかなかったが、積極性は見せた。また、何度もプレスのスイッチを入れるなど、守備でも貢献。72分に交代するまで、ピッチ上で存在感を消すことがなかったと言っていいだろう。

 その久保の最大のハイライトは、やはり47分のシーンだ。

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