全国高校サッカー選手権大会 最新ニュース
準決勝に相応しい乱打戦に
第101回全国高校サッカー選手権大会準決勝の第1試合、神村学園(鹿児島)対岡山学芸館(岡山)が7日に国立競技場で行われた。
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試合が動いたのは、開始わずか6分。左サイドの岡本温叶から低く鋭いクロスが入ると、これを田口裕真が押し込んで岡山学芸館が先制した。
追いつきたい神村学園はその後、何度か敵陣深くに侵入するも、岡山学芸館の粘り強い守備を前になかなかゴールネットを揺らせず。32分には積歩門が際どいシュートを放ったが、これはGK平塚仁のファインセーブに阻まれた。
それでも、神村学園は37分に待望の同点ゴールを奪う。金城蓮央のシュートをGK平塚が弾くと、このこぼれ球に素早く反応したエース、福田師王が右足で押し込んだ。
その神村学園は、59分に逆転に成功。ゴール前でフリーキックのチャンスを得ると、大迫塁の放ったシュートが壁に当たり、そのままゴールへと吸い込まれた。
しかし、岡山学芸館も粘る。2点目献上から2分後、左サイドを駆け上がった山田蒼からボックス内へグラウンダーのボールが入ると、これを受けた今井拓人が華麗なターンからゴールを奪った。
その後も両者は一歩も譲らない。神村学園は69分にコーナーキックから中江小次郎がゴールネットを揺らし3-2とリードしたが、岡山学芸館がその4分後に岡本の素晴らしいミドルシュートで再びスコアを振り出しに。結局90分間で決着はつかず、勝負はPK戦へと突入した。
PK戦は、お互いに1人目が成功。その後、岡山学芸館は全員が成功させたが、神村学園は2人目、3人目が立て続けに決め切れず。最終的なPKスコアは4-1となり、岡山学芸館が決勝へと進んだ。
【試合結果】
6分 0-1 田口裕真(岡山学芸館)
37分 1-1 福田師王(神村学園)
59分 2-1 大迫塁(神村学園)
61分 2-2 今井拓人(岡山学芸館)
69分 3-2 中江小次郎(神村学園)
73分 3-3 岡本温叶(岡山学芸館)
【了】