これまでドイツ代表で主将を務めて来たバイエルン・ミュンヘンに所属するフィリップ・ラームがブラジルW杯の大会終了後に代表からの引退を表明したことで、ドイツではラームの後継者探しが始まっている。「誰が新しいラームだ?」として9日付の独大衆紙ビルトが報じている。
ラームのキャプテンの仕事は、同じくバイエルンに所属するバアスティアン・シュバインシュタイガーが引き受けることとなったが、ビルト紙は「しかしヨギ・レーブは右サイドバックのポジションのラームの後継者を探さなければならない」と記した。
同紙は「レーブは問題のあるポジションについてキャスティングを始めている」として、ドイツ代表指揮官の「次の週には、私の頭の中にある選手がリーガの中でどのようにプレーしているのか注意深く見るつもりだ。誰がどんなコンディションなのか。それから必ず1度は1人もしくは他に誰か試してみるつもりだよ」というコメントを紹介している。
ビルト紙によれば、レーブは2名について言及したという。1人はシュトゥットガルト所属のアントニオ・ルディガーで、レーブは「彼はディフェンスのトレーニングで強い印象を残した」と同紙に述べている。もう1人は5月13日のポーランドとのテストマッチで代表デビューを果たしたフライブルク所属のオリバー・ゾルグである。
またビルト紙は他に、ボルフスブルク所属のセバスチャン・ユング、バイエルン所属のセバスチャン・ローデ、ボルシアMG所属のトニー・ヤンチュケの名前を挙げている。
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