9月7日、欧州選手権予選の対スコットランド戦で負傷し、およそ4週間の離脱となったドイツ代表のマルコ・ロイスについて、9日付の独大衆紙ビルトが「気の毒なロイス!」として報じている。
ビルト紙は足首の靭帯を部分的に断裂したロイスについて「ドイツ全体が苦しんでいる」とした。このアクシデントについてロイスの所属先であるボルシア・ドルトムントの指揮官ユルゲン・クロップは同紙に対して「単純に不快な話だ! 日曜日の夜は勝ち点0に直結する気分だった! しかし今となってはどうしようもないことだ。マルコについてはもちろん非常に残念だが、4週はすぐに過ぎ去る。我々は今ただ、彼を欠いた状態で機能して勝ち点を奪わなければならない」と語った。
またドルトムントのスポーツ・ディレクターであるミヒャエル・ツォルク氏は「我々にとって非常に残念なことだ。4週間の後に彼が再び我々を助けると見積もっている」とコメントを残している。
そしてビルト紙は「BVBにとって唯一の慰め」として、「シンジ・カガワの突然の契約によって、クロップは最高の埋め合わせの準備がある。本来であれば(ロイスと香川の)両者は共に旋風を巻き起こすべきだった。今やカガワはまず始めにロイスを欠いて1人で魔法を使わなければならない」と記している。
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