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元日本代表監督がW杯を総括「大小のチームは、もはや存在しない」ドイツ&スペイン敗退に言及

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


ヴァイッド・ハリルホジッチ氏が感じた、カタールW杯の印象は?

 日本代表がドイツ代表とスペイン代表を破るなど、アジア勢の躍進が目立ったカタールワールドカップ。元日本代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチ氏が今大会を総括し、大国との差が縮まっているとの見解を示した。ボスニア・ヘルツェゴビナメディア『ラジオ・サラエヴォ』が報じている。



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 ハリルホジッチ氏は2015年から2018年まで日本代表を率いた経験がある。2019年からモロッコ代表を率いてカタールワールドカップのアフリカ予選を突破し、本大会の出場権を獲得する功績を残したが、カタールワールドカップで戦うことなく、今年8月に退任していた。ハリルホジッチ氏は同メディアのインタビューに応じ、ドイツ代表やスペイン代表について言及している。

 優勝候補の一つだったドイツ代表は、初戦で日本代表に敗れて出鼻を挫かれた後、続くスペイン戦は1-1の引き分け。3戦目のコスタリカ戦は4-2の勝利をおさめたものの、得失点差の関係で2大会連続のグループステージ敗退となった。ハリルホジッチ氏は「大小のチームは、もはや存在しない」とし、「どんなに優れたチームでも、モチベーションが高く、戦術的にも精神的にも準備ができていなければ、簡単に脱落してしまう」と語っている。

 また、ベスト16敗退に終わったスペイン代表についても言及し「2大会連続でEUROを制し、2010年のワールドカップで優勝したチームの面影は無い。強力な若い選手たちがポゼッションと多くのパスで何かを起こそうとするが、何も起こらない。1000回のパスで状況を打開しようとするのは、失敗した哲学だ。現代のサッカーは3回、4回のパスでゴールのチャンスを得る必要がある」と指摘している。

【了】

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