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【写真：田中伸弥】
森保一監督のお辞儀は「ファンに対する最大限の敬意」
【日本 1-1(PK1-3) クロアチア FIFAワールドカップカタール決勝トーナメント1回戦】
サッカー日本代表は現地時間5日、FIFAワールドカップカタール2022決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦した。試合は1-1で120分間を戦い終え、PK戦の末に敗退が決まっている。イタリア『ファンページ』は、敗れてもなお日本代表の姿勢は素晴らしかったと伝えた。
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日本代表はグループステージでドイツ代表とスペイン代表を下し、今大会のサプライズチームとなった。
『ファンページ』は「日本代表はドイツとスペインを破ったという満足感と、スーパーなリヴァコビッチに阻まれたPK戦でクロアチアに屈して準々決勝進出のチャンスを逃した失望感を持って帰国することになる」とした上で、「日本代表の姿勢は、称賛に値するものだった」と記している。
同メディアは、特に森保一監督に注目。「試合が終わって、時間をおくことなくすぐに選手たち一人ひとりを慰め、チーム全体をまとめていた。スタンドに向かって行くと、深々とお辞儀をして、しばらく頭を下げていた」と伝えた。
この指揮官のあいさつは、「ただ頭を下げているのではない。とても価値のあるジェスチャーだ。日本人にとって、お辞儀には敬意や礼儀など様々な事柄を意味するもので、その角度によって意味も違ってくる。森保監督はこの場合、常に応援してくれた母国のファンに対して、最大限の敬意を示していた」と強調した。
『ファンページ』は、森保監督のお辞儀が「とても美しく意義深いものだった」とし、「チームもファンもスタジアムを綺麗にした。日本はワールドカップで礼儀作法の学びをもたらし、胸を張って帰国する」と記している。
初のベスト8には届かなかった日本代表だが、世界に好印象を与えたことは間違いないようだ。
【了】
