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長友佑都「日本サッカー史に黄金の1ページを刻む」。初のW杯8強進出へ、運命のクロアチア代表戦

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



長友佑都が語ったクロアチア代表撃破への自信

 サッカー日本代表は現地5日、カタールワールドカップの決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦する。



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 前回大会のファイナリストを破れば、日本代表にとって初のベスト8進出を果たすことができる。森保一監督率いるサムライブルーが最大の目標に掲げてきた場所だ。

 運命の一戦に向けた公式記者会見に出席したDF長友佑都は「明日は最高の試合と最高の結果を得られるように。そして、日本サッカーの歴史に黄金の1ページを刻むと、その意気込みで必ず勝ちたい」と決意を語った。

 長友にとって今大会は4度目のワールドカップ。これまで2010年の南アフリカ大会と2018年のロシア大会でベスト16に進出してきたが、そのたびに高い壁に阻まれて準々決勝には到達できなかった。

 しかし、「僕たちはスペイン代表、コスタリカ代表、ドイツ代表という厳しいグループを1位で突破してここにたどり着きました。自分たちの力に自信を持っていますし、自分たちなら絶対にやれる」と長友はこれまで叶わなかった目標の達成を確信しているようだった。

 これほどまでに自信に満ちているのには、彼なりの根拠がある。2008年から日本代表としてプレーしてきた長友の目から見て「このチームは歴代最強」だと言い切る。ロシアの地でベルギー代表に破れた4年前と比較しても、選手個々の能力は上がっていて、チームとしての結束力も高い。

 クロアチア代表を打ち破るために必要なものは「勇気」だ。長友はサッカー選手を日本伝統のサムライに例えて、大一番で求められる心構えについて力説した。

「サムライが戦いにいく前に自分の武器や技術を磨いても、いざ戦いになった時に敵を目の前にしてビビっていたら、その技術や武器は結局使い物にならない。これはサッカーも同じで、戦術的なことや技術的なことはもちろん大事ですけど、それらをいくらこの4年間で磨いてきたとしても、ワールドカップのピッチに立った時にビビってしまったら絶対に活かせない」

「明日は勇敢に戦う日本人の魂を世界中に見せたい」と意気込んだ長友は、試合が終わった後に大きな声で「ブラボー!」と叫べるだろうか。キャリア最大の挑戦が実るかもしれない運命の一戦は、現地5日18時(日本時間6日0時)に戦いの火蓋が切って落とされる。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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