いま必要なことは、急いで前に進むことではなく、足下を見つめ直すことだ。
ブラジルでの惨敗の原因はどこにあったのか? ザッケローニ監督の4年間で教訓とすべきことは何なのか?
本来であれば日本サッカーの設計図を描くのは日本協会技術委員会の仕事だ。
明確なビジョンがあった上で代表監督にどのようなことを求めるかが決まる。
世界の趨勢と日本の現状を見極め、4年後、あるいはさらにその先に向けて何が必要なのか、今こそ真剣に議論しなければならない。
今回、本誌ではさまざまな角度からブラジル大会の敗因とこの4年間の検証を行っている。
惨敗の記憶が風化する前にしっかりとした教訓を残すべきだと考えたからだ。
【CONTENTS】
■未来への航海図は描けているか?
■風間八宏のW杯総括
■教訓 ザッケローニからアギーレへ
■日本がすぐに改善すべき守備の個人戦術
■[クローズアップ]不条理なレッドカード 浦和レッズは本当に生まれ変われるのか? ほか