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「危険な男」鎌田大地が考えるドイツ代表の「狙い目」サッカー日本代表を勝利に導くには【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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サッカー日本代表は、23日に控えたFIFAワールドカップ(W杯)グループステージ初戦に向けて準備を進めている。ドイツ代表の選手たちが普段プレーするブンデスリーガで輝かしい活躍を見せる鎌田大地は、「自分たちにもチャンスがある」と話し、勝利のイメージを膨らませる。(取材・文:元川悦子【カタール】)


「現代サッカーにおいてボール保持率はあまり関係がない」


【写真:Getty Images】

 20日のカタールワールドカップ(W杯)開幕戦でエクアドル代表が開催国・カタール代表を2-0で撃破し、熱戦の火ぶたが切られた。日本代表の命運を左右する大一番・ドイツ代表戦も23日に迫ってきた。

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 20日も冒頭15分以外は非公開で戦術確認を行った森保ジャパンだが、左ふくらはぎに違和感を抱える守田英正は全体練習に不参加だった。

 となれば、ドイツ代表戦欠場は確実。主軸ボランチの1人を欠いた状態でヨシュア・キミッヒ、レオン・ゴレツカらバイエルン勢主体の中盤を封じなければならない。これは難題に他ならないが、日本代表としては恐れずぶつかるしかない。

 トップ下で先発濃厚の鎌田大地も、守備の比重が高まりそうだ。

「僕らは彼らをフリーでプレーさせず、その先の自分たちが狙っているところでボールを取る守備を進めている。まずは彼らを自由にさせないことが大事かなと思います」と背番号15はこれまで以上に守りの意識を高めて、重要な初戦に挑む構えだ。

 多くの人が想定する通り、ボール支配率ではタレント軍団のドイツ代表に上回られるだろう。ただ、鎌田は「現代サッカーにおいてボール保持率はあまり関係がない」と断言。守勢に回る時間が長かったとしても、一発のショートカウンターやセットプレーで仕留められればいいというシンプルな考えを持っているという。

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