ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘンが、ボルシアMGに所属する18歳のプレイヤー、ジナン・クルトの獲得を熱望しているという。クルトのことを「メガ・タレント!」として、27日付の独大衆紙ビルトが報じている。
ビルト紙によれば、ボルシアMGのエグゼクティブ・ディレクター、マックス・エーベアルは、こうした状況に不機嫌な様子だという。クルトはボルシアMGで養成されたので、エーベアルはクルトのボルシアMGでプロとしてのメンバー入りを期待しているとのことである。
当のクルトは「僕は自分の未来をバイエルンに見ている」とビルトにコメントを残した。
以来ボルシアMG側の3.5ミリオン・ユーロ(約4億7000万円)という要求に対して、バイエルンは2ミリオン・ユーロ(約2億7000万円)で値切ろうとしており、バイエルンの社長であるカール・ハインツ・ルンメニゲは「契約は2015年までとなっている。どうしても必要なら翌年我々はタダで彼を獲得出来る」と述べ、それに対してエーベアルは「ジナンは我々と2016年まで有効な契約がある」と反論した。
ビルト紙によれば、クルトは「天才的なテクニシャンで、左足から素晴らしいフリーキックを決める。ドリブルのリズムはマルコ・ロイスを彷彿とさせる」とのことである。
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