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本田、ユヴェントス戦ゴールで地元紙称賛も、扱い小さく…。本当の評価は公式戦でのみ得られる

text by 編集部

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TIMカップを伝えるガゼッタ紙の8、9ページ

 ACミランのMF本田圭佑が23日に行われたプレシーズンのミニトーナメント「TIMカップ」のユヴェントス戦で決勝点を挙げる活躍を見せた。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、GKディエゴ・ロペス、FWステファン・エル・シャーラウィとともに本田を「コンディションの良い選手」と讃えた。

 ミラン、ユヴェントス、サッスオーロの3チームが45分ずつ戦う変則的な方式で行われたTIMカップ。第1試合でミランとユヴェントスが対戦し、30分に本田が決めたゴールによってミランが1-0で試合を制した。

 本田は、プレシーズンマッチ3試合連続となるゴールでフィリッポ・インザーギ新監督も高く評価しているという。

 また、ミランは第3試合のサッスオーロ戦も2-0で勝利。新加入のMFジェレミー・メネズが7分にPKで先制点を挙げ、19分には本田のアシストからエル・シャーラウィがゴールを決めた。

 とは言え、同紙の1面は競泳の欧州選手権。セリエA開幕前ということもあって、紙面にサッカーの情報は少なく、今回のTIMカップに関しての記事も8ページと9ページの見開きに概要を掲載したのみ。

 一般的に、イタリアではプレシーズンの結果に関心を示すことがほぼ無いという。選手やチームの評価は、あくまでも公式戦での活躍や結果から下される。

 シーズン途中の加入となった昨季は、メディアからもファンからも厳しい評価を受けた本田だが、現在のコンディションを維持して今シーズンはその評価を称賛に変える活躍に期待したい。

【了】

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