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また尻すぼみ…。なぜアーセナルは後半に失速するのか。マイナスの要素なのは…【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第13節、サウサンプトン対アーセナルが現地時間23日に行われ、1-1の引き分けに終わっている。前半は主導権を握ったアーセナルだったが、後半はまさかの大失速。直近の公式戦4試合は全て1ゴールに留まることとなり、勝ち点2を失った。その要因とは?(文:安洋一郎)


アーセナルが前半に主導権を握れた理由


【写真:Getty Images】

 前半終了時点では多くのアーセナルサポーターが勝利を確信していただろう。だが、そうはいかなかった。

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 かと言って試合内容の全てが悪かったわけではない。特に8本のシュートに3本の枠内シュートを放った前半は素晴らしかった。試合開始早々の11分には、ミッドウィークのUEFAヨーロッパリーグ(EL)PSV戦同様に右サイドバックからのクロスをグラニト・ジャカが右足で合わせる形でゴール決めるなど再現性の高い攻撃でホームチームを圧倒した。

 アーセナルが前半に主導権を握れたのはアンカーのトーマス・パーティがフリーでボールを受け続けることができたからである。4-4-2のプレスを掛けていたサウサンプトンに対し、トーマスはツートップと中盤の間にポジションを取ることで、自身を経由したビルドアップをすることができていた。

 トーマスをケアできなかったサウサンプトンは後手に回ることしかできず、そのため試合は完全にアーセナルペースとなっていた。

 しかし、結果は1-1のドローである。なぜアーセナルはこのような試合展開で勝ち点3を逃したのだろうか。

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