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J2ヴァンフォーレ甲府が下剋上優勝
天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会決勝のヴァンフォーレ甲府対サンフレッチェ広島戦が16日に行われ、1-1からPK戦5-4で甲府が優勝を飾った。PK戦での決着は天皇杯決勝では非常に珍しく、実に32年ぶりのことだ。
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前半に先制した甲府に対して後半に広島が追いつき、延長戦でも勝者の決まらなかった試合はPK戦へ。広島4人目川村拓夢のシュートを甲府GK河田晃兵がストップし、5人全員が決めた甲府に軍配が上がった。
102年間の歴史を誇る天皇杯だが、決勝がPK戦にまでもつれ込んだのは今回でわずか2回目。前回は32年前の1990年、松下電器が0-0からPK戦4-3で日産自動車を下して優勝を飾った大会だった。
Jリーグの創設された1993年以降では、30回の大会の決勝のうち今回を含めて7回が延長戦にまでもつれ込んでいる。だが過去の6回は全て決勝でゴールが生まれて優勝チームが決定していた。
比較としてJリーグYBCルヴァンカップ(旧称ナビスコカップ)では、昨年まで29回の大会の決勝で10回が延長戦に、うち7回がPK戦にまで進んでいる。天皇杯決勝がPK戦となる確率は非常に低いが、今回はJ2チームの優勝という快挙だけでなく、PK戦での決着という意味でも異例の大会となった。
【了】