4-1-2-3の右ウイングで先発の柿谷
ヨーロッパの地方都市にある趣のあるサッカー場。まさにそんな雰囲気を醸し出すシオンの本拠地スタッド・ドゥ・トゥールビリオンは、1968年に完成した収容人数1万6263人の小振りなスタジアムである。
Jリーグで言えば、日立台やNACK5スタジアムに近い印象を受けるが、大きく違うのは客席に屋根がついていること。日本ではこれまでスイス・スーパーリーグを観る機会は無かったが、柿谷曜一朗の移籍によって身近な存在となった。Jリーグはそんな絶好の機会を逃さず、大いに参考にしていくべきだろう。
そんなワインの名産地でもあるシオンに乗り込んだバーゼルは、前節からわずか中2日で早くも第6節を迎えた。
柿谷曜一朗は、2試合連続の先発出場。移籍後初先発となったホームでの第5節ザンクト・ガレン戦ではチャンスがありながらも得点を挙げることが出来ず、チームも0-2で今季初黒星を喫している。
それだけに確実に勝ち点3獲得を奪いたいパウロ・ソウザ監督は、前節の3-4-2-1から4-1-2-3にシステムを変更してこの試合に臨んだ。
GK:トーマシュ・ヴァツリーク
CB:ファビアン・シェア、マレク・スヒー
SB:(右)フィリップ・デゲン、(左)ベーラング・サファリ
アンカー:タウラント・ジャカ
CH:モハメド・エルネニー、マルセロ・ディアス
WG:(右)柿谷曜一朗、(左)シュケルゼン・ガシ
FW:マルコ・シュトレラー
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