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プレミアリーグ第10節、アーセナル対リバプールが現地時間9日に行われ、3-2でホームチームが勝利している。なぜアーセナルは昨季までプレミアリーグの“2強”の一角だったリバプール相手に勝ち点3を獲得することができたのだろうか。そして、今季プレミアリーグ初先発の冨安健洋は、左サイドバックで持ち味を発揮している。(文:安洋一郎)
アーセナルがリバプールに勝利
【写真:Getty Images】
連動したプレスとハイラインを敷き、ボールを奪ってからは縦に速いサッカーを展開する。試合を通じてこの試合のアーセナルは、かつての“リバプール”のようだった。
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自陣でウィリアン・サリバがボールを奪取したところから始まり、右WGのブカヨ・サカ、中央のマルティン・ウーデゴール、左WGのガブリエウ・マルティネッリへと繋がってゴールネットを揺らした開始1分の得点シーンは、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネの3人で攻撃を完結させていたかつての“レッズ”が最も得意としていた形だ。
アウェイチームはルイス・ディアスやアレクサンダー=アーノルドが負傷交代するなどアクシデントにも見舞われたが、直近のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)から4-2-3-1へとシステム変更したことが功を奏して自分たちが主導権を握っていた時間も多かった。
それでもアーセナルが3-2で打ち合いを制した。相手に押し込まれながらもカウンターで仕留めた前半終了間際の2点目、理不尽なまでに二次攻撃、三次攻撃を仕掛けてPKを奪取した3点目もユルゲン・クロップのチームのような破壊力だった。