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明治安田生命J1リーグ2022シーズンは佳境を迎えている。優勝、AFCチャンピオンズリーグ出場権獲得、J1残留など、それぞれの目標に向けて激しい戦いが続いている。最後に笑う者がいれば、涙を流す者がいるのが勝負の世界。ここでは、今季のJ1リーグを振り返るとともに今季の最終順位を予想する。
湘南ベルマーレ
予想順位:13位
暫定順位:15位
成績:勝ち点31(29試合7勝10分12敗)
監督:山口智
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開幕8戦未勝利という最悪のスタートを切ってしまった湘南ベルマーレだが、その後は持ち直して残留圏内にしがみついている。J1に昇格した2018シーズン以降は、降格がなかった2020シーズンを除いて最終節まで残留が決まらなかった。今季も例年と同じ展開になることは間違いないだろう。
持ち直した要因の一つは町野修斗のブレイクで、チームトップの9得点を挙げている。サッカー日本代表に選出され、EAFF E-1サッカー選手権では得点王に輝いた。しかし、7月以降のリーグ戦ではPKによる1点に留まっている。
前線で相方を務める瀬川祐輔も決定力に欠ける。リーグ5位の1試合平均2.5本のシュートを記録しながら、自己ワーストの2得点。両者とも守備やフリーランニングなど幅広いタスクをこなしており、貢献度は決して低くないのだが、2人のゴール数が命運を握るといっても過言ではない。
長期離脱から復帰した山田直輝と岡本拓也、夏に加入した阿部浩之は貴重な戦力となっている。アンカーの田中聡がベルギーへ渡り、本職センターバックが不在という事態に陥ったが、茨田陽生がアンカー、3トップの中央には山本脩斗と、ベテランが本職ではないポジションをこなしてチームの窮地を切り抜けている。最終盤も総力戦で乗り切ることになりそうだ。
谷晃生、杉岡大暉、米本拓司、阿部浩之といった期限付き移籍組の保有元との対戦がないため、起用が制限されることはないのは朗報だ。残り試合は1試合多いものの、残留の直接対決はヴィッセル神戸との1試合のみ。ただ、今季の川崎フロンターレから2勝挙げているように、上位陣にも健闘できていることが希望かも知れない。
【了】