「4-3-3をベースに、将来性のある選手や、攻守両方をこなせる選手が必要」
8月11日、35度を越える灼熱に加えて台風の影響で強風が吹き荒れる中、日本代表を率いることとなったハビエル・アギーレ監督が来日した。長時間におよぶ空の旅の末、日本の土を踏んだその足で都内某所の会見場に姿を現したアギーレ監督。
会場には、その声を聞くために多くの報道陣が駆けつけた。試合が行われるJリーグのスタジアムの記者室やJFAハウスで定期的に開催される記者会見とは比べ物にならない人の数で、サッカーを伝えるメディア媒体はこんなにも多かったのかと気付かされたほどだった。
そして、アギーレ監督がカメラのシャッター音を浴びながら壇上に登場すると、会場の端には夫人や息子さんらご家族の姿も。
そんなご家族に見守られながら質問に答えるアギーレ監督だが、その中でもやはり「守備を固めて勝利を目指したいと考えており、それを目標にしている」というコメントは興味を引くものだ。
さらに、フォーメーションに関しては「4-3-3をベースに考えている」と語っており、選手選考については「将来性のある選手や、攻守両方をこなせる選手が必要。特に守備ができるというのは重要だ。GKもFWも含めて11人全員が守って攻められるチームを目指す」と答えた。
では、9月5日に予定されているウルグアイ戦と同9日のベネズエラ戦には、どんなメンバーが選出されるのだろうか? ただ、1ヵ月を切っている段階で大幅に選手を入れ替えることは考えにくいので、ブラジルW杯を戦った選手たちを中心にシミュレーションしてみようと思う。