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【写真:Getty Images】
ベルギー移籍の田中聡がU-21日本代表メンバー入り
日本サッカー協会(JFA)は16日、欧州遠征に臨むサッカーU-21日本代表メンバーを発表した。22日にはスペインでU-21スイス代表と、26日にはイタリアでU-21イタリア代表と対戦する予定になっている。
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パリ五輪世代にも欧州でプレーする選手が増え始めた。今回のU-21日本代表メンバーに選ばれたMF田中聡も、その1人だ。湘南ベルマーレに所属していた同選手は、今年8月にベルギー1部のコルトライクに期限付き移籍した。
そして、8月28日のスタンダール・リエージュ戦に後半から出場してベルギーリーグデビューを果たすと、続く2試合は続けて先発フル出場。早くもアドナン・チュストヴィッチ監督の信頼をつかんでチームの主力に定着している。
U-21日本代表を率いる大岩剛監督は、ベルギー移籍から約1ヶ月が経った田中について「目に見えて成長したところはまだ見られる時間ではないと思うんですけれども」と前置きしたうえで、「試合を見る限りでは、日本とは違うサッカーに対してどう順応していくか、というところに彼は今立っていると思う。うまくいっているところ、うまくいっていないところ、しっかりと自分の分析ができて、成長につながっている」と語った。小さくとも変化が見えつつあるようだ。
そのうえで大岩監督は「我々のグループに来た時も、しっかりと他の選手とコミュニケーションをとりながら、(ベルギーでの経験を)伝えていってほしいなと。背中を見せてほしいなと思いますね」と、田中に大きな期待を寄せた。
パリ五輪世代の中心を担っていくであろう逸材MFは、U-21スイス代表やU-21イタリア代表といった欧州の強豪国相手にどんな姿を見せてくれるだろうか。ベルギーで揉まれ、より頼もしくなった田中の背中を見るのが楽しみだ。
(取材・文:舩木渉)
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