マンチェスター・シティ 最新ニュース
今夏も資金力のあるプレミアリーグでは多くの大型移籍が成立し、特に「ビッグ6」と呼ばれる6クラブは例年以上に選手の入れ替わりが多い移籍市場となった。その補強が的確だったかどうかは気になるところだろう。今回はビッグ6の各クラブの補強を評価し、ランキング形式で紹介する。
1位:マンチェスター・シティ(昨季リーグ1位)
【写真:Getty Images】
≪加入≫
GK
シュテフェン・オルテガ(←アルミニア・ビーレフェト)
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DF
セルヒオ・ゴメス(←アンデルレヒト)
マヌエル・アカンジ(←ドルトムント)
MF
カルヴィン・フィリップス(←リーズ)
FW
アーリング・ハーランド(←ドルトムント)
フリアン・アルバレス(←リーベル)※ローン移籍から復帰
≪放出≫
GK
ザック・ステッフェン(→ミドルズブラ)
DF
オレクサンドル・ジンチェンコ(→アーセナル)
MF
フェルナンジーニョ(アトレチコ・パラナエンセ)
FW
ラヒーム・スターリング(→チェルシー)
ガブリエウ・ジェズス(→アーセナル)
今夏のマンチェスター・シティは完璧な補強を行ったと言っても過言ではない。ラヒーム・スターリングやガブリエウ・ジェズス、オレクサンドル・ジンチェンコ、フェルナンジーニョら主力が抜けた穴を埋めるだけでなく、明確に戦力の上積みと戦い方のオプションが増えている。
今夏のベスト補強は何と言ってもアーリング・ハーランドだろう。4節、5節の2試合連続ハットトリックもあり、6節終了時点で早くも二桁ゴールを達成。年間20点弱を決めれば得点王になれる可能性が高い現在のプレミアリーグにおいて、このペースで得点を量産しているのは異常事態であり、セルヒオ・アグエロ以降明確な得点源がいなかったシティに絶対的なエースが誕生した。
ハーランドは怪我が多いのが悩みの種だが、ベンチに今夏に合流したフリアン・アルバレスが控えているのは頼もしい限りだ。2021年のアルゼンチンリーグ得点王や南米年間最優秀選手賞を受賞したこのストライカーは、得点力と献身性に優れている選手で、プレミアリーグ初先発を飾った第5節ノッティンガム・フォレスト戦では2ゴールを決めるなど結果を残している。
そして今季のシティは状況に応じて強力な守備固めを投入することができるのも評価できるポイントだ。中盤にはマルセロ・ビエルサの下で鍛えられたカルヴィン・フィリップス、最終ラインには移籍市場最終日にマヌエル・アカンジを獲得した。両SBの選手層が薄いのは間違いないが、アカンジをCB起用して左であればアケ、右であればストーンズを起用することが可能だ。GKのシュテフェン・オルテガも配球とシュートストップに優れたGKであり、全ポジションにおいて穴が見当たらない。補強ランキングの1位に相応しい完璧な補強を敢行したと言えるだろう。
【了】