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最高の夏を過ごしたのは? プレミアリーグ、ビッグ6補強評価ランキング。戦力の大幅アップはどのクラブ?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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今夏も資金力のあるプレミアリーグでは多くの大型移籍が成立し、特に「ビッグ6」と呼ばれる6クラブは例年以上に選手の入れ替わりが多い移籍市場となった。その補強が的確だったかどうかは気になるところだろう。今回はビッグ6の各クラブの補強を評価し、ランキング形式で紹介する。


6位:リバプール(昨季リーグ2位)

【写真:Getty Images】

≪加入≫

DF
カルビン・ラムジー(←アバディーン)

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MF
ファビオ・カルバーリョ(←フラム)
アルトゥール(←ユベントス)

FW
ダルウィン・ヌニェス(←リバプール)

≪放出≫

GK
ロリス・カリウス(→無所属)

DF
ネコ・ウィリアムズ(→ノッティンガム・フォレスト)
ベン・デイビス(→レンジャーズ)
リース・ウィリアムズ(→ブラックプール)※ローン移籍
ゼップ・ファン・デン・ベルフ(→シャルケ)※ローン移籍

MF
ベン・ウッドバーン(→プレストン)
シェイ・オジョ(→カーディフ)

FW
サディオ・マネ(→リバプール)
南野拓実(→モナコ)
ディボック・オリギ(→ACミラン)

 今季のリバプールは開幕からあまりにも勝ち点を落とし過ぎている。今夏に退団した主力の穴埋めができていないのがその要因の一つである。特にユルゲン・クロップ政権において最重要選手の一人だったサディオ・マネがバイエルンへと移籍したのは痛恨で、攻撃面はもちろん、激しいチェイシングで前線からプレスを掛けていた10番の穴を埋めるのは容易ではない。

 そうした中でベンフィカから昨季ポルトガルリーグ得点王のダルウィン・ヌニェスを獲得した。出来高が全額支払われるとリバプール史上最高額の移籍金となることからも新エース候補として期待されているが、今回が5大リーグ初挑戦であり、同じく今夏にプレミアリーグへとやってきたマンチェスター・シティのアーリング・ハーランドとは対照的にフィットするには時間がかかりそうだ。

 また開幕から怪我人が続出しているのもユルゲン・クロップ監督からすると計算外の出来事であり、特にチアゴ・アルカンタラやジョーダン・ヘンダーソン、ナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド=チェンバレンが離脱中の中盤の選手層は壊滅的だ。昨夏のジョルジニオ・ワイナルドゥム退団の際に補強で穴埋めを図らなかったのが今夏に響いており、その被害を最小限に抑えるべく移籍市場最終日にはユベントスからアルトゥールを獲得した。しかし、このブラジル人は長年リバプールが追っていたターゲットでなく、形としては緊急補強に近いため、フィットできるかどうかは未知数である。

 一方でポジティブな話題もある。それはフラムから完全移籍で加入したファビオ・カルバーリョの即フィットだ。この20歳の若者は、先日行われたニューカッスル戦で試合終了間際に劇的な勝ち越しゴールを決めるなど既に主力として活躍しており、インサイドハーフより前のポジションであればどこでもプレー可能なポリバレントも魅力の1つだ。彼の活躍は多くのリバプールサポーターの希望となっているが、逆に現時点での補強でポジティブな要素は他になく、他のビッグ6のクラブと比較すると明らかに今夏の補強戦略では見劣りしているため6位としている。

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