UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)最新ニュース
UEFAチャンピオンズリーグ22/23シーズンが現地時間7日に開幕する。8月にリーグ戦は開幕しており、1日には欧州主要リーグの移籍期間が終了した。昨季王者レアル・マドリードの連覇を止めるチームは現れるか、リバプールが決勝で敗れた昨季の雪辱を果たすか。注目ポイントは枚挙にいとまがないが、補強を終えた各チームの戦力は気になるところだ。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃、守備、選手層、勝負強さ)に分けて数値化し、ランキング形式で紹介する。
【写真:Getty Images】
【画像:編集部】
3位:リバプール(イングランド)
監督:ユルゲン・クロップ
21/22 リーグ戦成績:2位
21/22CL 成績:準優勝
戦力値85(攻撃力22、守備力21、選手層22、勝負強さ20)
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昨季のリバプールはリーグカップとFAカップを制し、シーズン最終盤までリーグとCLを含めた4冠の可能性が残されていたが、結局2冠に終るやや悔しさの残るシーズンに。CL決勝では4シーズン前にファイナルで敗れた相手であるレアル・マドリードと対戦。9本の枠内シュートを放つなど試合の主導権を握っていたが、最後までティボー・クルトワの牙城を崩すことができず。逆にヴィニシウス・ジュニオールにワンチャンスを決められ、リベンジは叶わなかった。
今夏には昨季のポルトガルリーグ得点王のストライカー、ダルウィン・ヌニェスを高額な移籍金で獲得した一方で、ユルゲン・クロップ体制において欠かせない存在だったサディオ・マネが退団。戦術理解力と身体能力の高さを併せ持ち、前線からのプレスも果敢に行っていた10番の穴はあまりにも大きく、今季は開幕から勝ちきれない試合が続いている。
また2シーズン前同様に、今季は開幕から怪我人が続出していることは懸念材料であり、ジョエル・マティプやチアゴ・アルカンタラの負傷の影響は不在時に顕著になっていた。本稿執筆時点では主将のジョーダン・ヘンダーソンを含め8人の選手が離脱しており、移籍市場最終日にアルトゥールを補強したとはいえ、中盤の選手層の薄さは壊滅的だ。
一方でポジティブな要素もないわけではなく、今季はフラムアカデミー出身のハーヴェイ・エリオットとファビオ・カルバーリョ、2人の若者が開幕から躍動。両者ともにプレミアリーグ初ゴールを決めるなど自信も高めている。また昨季は終始不調だったロベルト・フィルミーノもパフォーマンスレベルを上げてきているのもチームにとっては大きなプラスだ。
昨季と比較すると戦力ダウンは否めないが、ホーム「アンフィールド」での勝負強さは本物であり、サポーターの後押しはホーム&アウェイの試合が続くCLでは大きな後押しになるだろう。
【了】