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【写真:Getty Images】
「パニックバイ」からの卒業
アーセナルは今季のプレミアリーグで3連勝と好スタートを切った。英『ミラー』は、その要因の一つとして、長期的視野で動いていることを挙げている。
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プレミアリーグで唯一の開幕3連勝となったアーセナルは、首位を走っている。これは、長期的な計画が実を結んでいる証拠かもしれない。
その例として同紙が挙げているのが、アーセナルのいわゆる「パニックバイ」だ。特に有名なのが2011年夏の出来事。第3節マンチェスター・ユナイテッド戦を2-8で落としたアーセナルは、その直後に一気に4選手を獲得した。現指揮官のミケル・アルテタや元ドイツ代表のペア・メルテザッカー、元韓国代表のパク・チュヨンなどが一気にアーセナルの一員になっている。
一方で、今夏の移籍市場ではもっと計画的に動けていたという評価だ。冬にFWピエール=エメリク・オーバメヤンを放出したアーセナルは、FWアレクサンドル・ラカゼットの契約が最終年ということもあり、早い時期からマンチェスター・シティのFWガブリエウ・ジェズスに狙いを定めていた。
1月の時点で、ファンはトップ下の強化を熱望していたが、アーセナルはターゲットの一人だったFWドゥシャン・ブラホビッチがユベントスへ移籍した時点でガブリエウ・ジェズスに集中し、取引を実現させている。
アーセナルの前線補強のターゲットの一人としては、レアル・ソシエダからニューカッスルへの移籍が取り沙汰されているFWアレクサンドル・イサクも話題になった。ニューカッスルはイサクの獲得に6500万ポンド(約105億円)の投じるとされているが、アーセナルがガブリエウ・ジェズス獲得に投じたのは5220万ポンド(約84億円)と言われており、イサクに比べると安い。プレミアリーグに適応できるか分からないイサクよりもシティで結果を残してきたガブリエウ・ジェズスの方が賢い選択にもみえる。
「パニックバイ」を“卒業”した様子のアーセナル。今季はひと味違うかもしれない。
【了】