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【写真:Getty Images】
ズマがピッチに倒れ込むと…
プレミアリーグ第1節、ウェストハム対マンチェスター・シティが現地時間7日に行われた。このゲーム中にシティのサポーターが歌った“あるチャント”が話題を呼んでいる。
試合は連覇を狙うシティが2-0でウェストハムを撃破。新戦力のFWアーリング・ハーランドがPK含む2ゴールを叩き込んでいる。
話題のチャントが生まれたのは、試合終盤のことだった。
FWフリアン・アルバレスの放ったシュートがDFクルト・ズマの頭部に直撃し、フランス代表DFはピッチに倒れ込んでしまう。『デイリー・スター』など複数メディアによると、それを見たシティサポーターは「(お前が蹴った)猫の気持ちが分かったか!」とズマに対し即興チャントを歌ったようだ。
ズマは今年2月、兄弟のヨアンが撮影した動画によって飼い猫への虐待が発覚。クラブから罰金を科され、スポーツ用品王手アディダスとのスポンサー契約を打ち切られただけでなく、英ロンドンの治安裁判所によって180時間の社会奉仕活動と5年間に渡る猫の飼育禁止が命じられるなど、世界中で話題になると同時に猛烈な批判を浴びることになっていた。
そんなズマに対する煽り行動は上記のシティサポーターだけに留まらない。
2月に行われたニューカッスル対ウェストハムでは、マグパイズサポーター達が猫の風船人形を持ち込んで野次を飛ばしていた。さらに先月行われたプレシーズンマッチのウェストハム対ランスでは、ズマがボールに触れる度、ランスサポーターが「ニャー」と猫の鳴き声を真似していた。
そして今回、再び事件を揶揄されてしまったズマ。自ら犯した過ちと、今後も一生付き合っていかなければならないだろう。
【了】