27日の浦和レッズ戦、埼玉スタジアム2002で初めてプレーした鹿島アントラーズの昌子源。びっしり埋まった浦和サポーターの迫力に「圧倒された」という。そして、アウェイに駆けつけた鹿島サポーターの声も耳に届いていた。「またここでやりたい」という昌子の目は輝いていた。多くの観衆の前でプレーするのは、プロとしての醍醐味のひとつだろう。
そんな昌子は、埼スタの内部にも感心していた。
「ロッカーもいいし、湯船もある。アウェイの方にも気を遣っているというか。国際試合がたくさんあるからかもしれないけど、ホームとアウェイにあまり差がなく、お互いがピッチの上で全力を尽くせるようになっている。そういうスタジアムでずっと試合をできている浦和さんもいいなと思います」
もちろん、カシマスタジアムの雰囲気も素晴らしい。ただアウェイに出向いた時に、ここまで充実した設備があるのか、というある種の驚きが昌子にはあったのだろう。
「次はうちのホームなので、鹿島のホームらしい、いい雰囲気の中で戦いたい。そろそろ勝ちが欲しいので、チーム一丸となってやりたい」
J1再開後3試合連続で引き分けている。順位は4位だが、勝点3は積み上げておきたいところだ。
【了】
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