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今夏チェルシーはロマン・アブラモビッチ氏からトッド・ベーリー氏へのオーナー交代だけでなく、ブルース・バック氏らフロント陣の退任が相次いだ。選手の入れ替えも激しく、アントニオ・リュディガーやロメル・ルカクが退団し、プレミアリーグ開幕時点で4選手を獲得している。彼らに加えローン移籍先から復帰した計6名の新戦力について紹介する。
FW:ラヒーム・スターリング(背番号17/イングランド代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1994年12月8日
前所属:マンチェスター・シティ(イングランド)
移籍金:5620万ユーロ(約67.4億円)
21/22リーグ戦成績:30試合13得点6アシスト
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昨夏のクラブ史上最高額でのロメル・ルカク獲得が失敗に終わった中でラヒーム・スターリングの補強はその穴埋めとして期待されている。このイングランド代表は27歳にしてプレミアリーグ通算109得点、5シーズン連続リーグ戦二桁ゴールを達成しており、彼以上の実績を残しているアタッカーは他に見当たらない。
トーマス・トゥヘル監督はルカクの起用法を間違えたようだが、スターリングにはその心配をする必要はないだろう。前所属のマンチェスター・シティでは主に4-3-3の左WGで起用されていたが、前線であればどこのポジションでもプレーできるのがスターリングの強みだ。カイ・ハフェルツを前線のさまざまなポジションで起用しているように、トゥヘル監督は相手チームの特徴や自チームの状況に合わせて選手を流動的に起用するため、チェルシーの戦術にマッチする可能性は高い。
プレシーズンマッチや開幕戦エバートン戦を見る限りは中央で起用される可能性が高そうだ。最前線に張るのではなく、積極的に中盤に降りてきてボールを引き出すプレーはシティで既に経験済みであり、早速試合でも結果を残している。特にアントニオ・リュディガーが退団した左サイドのビルドアップはやや苦戦しているため、スターリングの中盤まで降りてくるサポートが重要となるだろう。