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「力の差はあった」。PSGと川崎フロンターレは何が違ったのか?「ゴール前で釘づけにされた」原因【パリ・サンジェルマン・ジャパンツアー】

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



パリ・サンジェルマンと川崎フロンターレの差

 日本ツアーを行っているパリ・サンジェルマンは20日、川崎フロンターレと対戦し、2-1で勝利を収めた。Jリーグ王者の川崎は、シーズン前のPSGに力の差を見せつけられた格好に。試合後、川崎の鬼木達監督はPSGとの間にあった差について見解を述べている。


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「結果は負けということで残念ではありますけど選手は難しい日程の中でタフに戦ってくれた」と指揮官は選手の健闘を評価している。一方で、「やれたこともありますし、もっとチャレンジできたかなと、両方の思いがある」とも述べ、PSGを次のように評した。

「相手を見てサッカーができる。それによって自分たちが足を止められる、動けなくなる時間帯が非常に多かった」

 PSGはクリストフ・ガルティエ監督が就任し、開幕前でコンディションを上げている最中。隙を見せた時間帯もあったが、随所に欧州最高峰たる所以を見せつけるシーンもあった。そして、「攻撃でも守備でも自信を持ってやっているときは自分たちの時間になりますし、そうでないときはゴール前で釘づけにされる」と鬼木監督が言うように、川崎のプレスが一瞬でも遅れると、PSGの選手たちはゴールに向かって攻め込んだ。

 試合終盤は選手のほとんどが交代してオープンな展開になり、その中で鋭いプレスをかけた松井蓮之や瀬古樹がボールを奪うシーンも見られた。しかし、守勢に回る時間帯はPSGのボールホルダーに川崎の選手がアタックできず、好きなように回されていた。

「大事なことはアグレッシブに攻撃でも守備でもゴールに向かう、ゴールに守る」と鬼木監督が言うように、こういった部分がおろそかになったことで複数失点を喫した試合が今季はいくつかある。後半戦の逆襲に向けては、こういった部分の精度がカギを握ることになりそうだ。

【了】

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