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2022シーズンのJ1リーグはすでに前半戦が終了し、後半戦に突入している。各クラブの目標は明確になりつつあり、戦いはより激しさを増していくだろう。今回は、J1全18クラブの前半戦を振り返ると同時に、今季の最終順位を“どこよりも遅く”予想していく。※数字は7月11日時点

12位：湘南ベルマーレ

監督：山口智
前半戦成績：4勝4分9敗（17位）

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　5位以内を目標に掲げた2022シーズンのスタートは最悪だった。第1節の柏レイソル戦を落とすと、その後7試合勝ちなし。第9節ガンバ大阪戦でようやく初勝利をあげたが、そこから再び4試合勝ちなしに終わるなど、なかなか降格圏から抜け出すことができていなかった。

　しかし、第14節ヴィッセル神戸との裏天王山で勝利すると、翌第15節では川崎フロンターレ相手に4-0と大勝。第16節セレッソ大阪戦こそ落としたが、第17節からの5試合を無敗で乗り切り降格圏からの脱出に成功するなど、現在はハイライン&ショートカウンターという強みを取り戻して自信をつけつつある。

　町野修斗の大ブレイクは最大の追い風となっているだけに、怪我からの早期復帰が期待される。層の薄かったポジションに阿部浩之、中野嘉大という経験豊富な選手を加えられたことは大きく、岡本拓也が復帰すれば、さらに厚みは増すだろう。下位チームの中で最も好材料が揃っていると言っても過言ではなく、前半戦より大きく順位を上げると予想する。