「手術をしたから治るわけじゃない」
左膝半月板を損傷し、一時は今季絶望、代表戦の影響も伝えられた長友佑都だが、ここ2試合は先発出場。手術は必要ないのか、あるいは代表のために手術を回避しているのか、など報道が錯綜していた。果たして真相は? 最終節の試合後に本人が口を開いた。
――まだ本調子ではないと思いますが、どのくらいまで治っていますか?
「膝ですか? 膝の方は問題ないですけどね」
――完治した、と。
「問題なくやれているんで」
――半月板が割れたわけではない?
「まあ、そこはね、ちょっと……。僕も医者じゃないんで詳しくは分からないんですけど」
――カリアリ戦の後で検査をしましたが、その診断結果は?
「半月板を痛めている、と」
――チームからは『損傷』と発表されました。手術をしなくて大丈夫なのかという心配をどうしてもしてしまいます。
「みんな勘違いして欲しくないのは、手術をしたから治るわけじゃなくて……。僕も医者を含めて色んな人と話をさせてもらいました。メディアでは、6月のコンフェデレーションズカップに出るために僕は手術を回避したという記事が出ていましたけど、決してそんなことではありません。
僕自身、色んな人と相談して、そして自分の膝の状態が自分にしか分からない状態で、凄く良かったんで、手術をしなくても絶対いけるという確信があったんです」
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