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リバプール史上最高額で移籍合意。22歳ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスとは何者?

text by 編集部 photo by Getty Images

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ダルウィン・ヌニェス
【写真:Getty Images】



ポルトガルでゴール量産し評価急上昇

 ベンフィカに所属するウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスは、リバプールへの移籍がクラブ間で合意に達したことが発表された。リバプールの大型補強となるヌニェスとはどのような選手だろうか。



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 ベンフィカは移籍金7500万ユーロ、ボーナスを含めて最大1億ユーロ(約141億円)前後という条件でリバプールと合意に達したことを13日に発表。リバプールにとってもボーナスを含めればクラブ史上最高額を更新する大型取引となる。

 現在22歳のヌニェスは母国の名門ペニャロールで下部組織からトップチームにデビュー。20歳だった2020年夏に欧州へ渡り、スペイン2部のアルメリアに加入すると、1年目でいきなりリーグ戦16ゴールを挙げる活躍をみせた。

 ここでのパフォーマンスを高く評価され、翌年夏にはポルトガルの強豪ベンフィカへ移籍。2400万ユーロ(約33億8000万円)という移籍金はベンフィカの補強としては史上最高額、スペイン2部の最高額も更新する金額となった。

 だがベンフィカでの1年目は、それほど爆発的な活躍を見せたわけではない。レギュラーとしてシーズンをスタートさせたが後半戦には控えとなり、リーグ戦での得点数は二桁に届かない8ゴール。だがリーグ2位の10アシストを記録するなど多彩な能力の高さも示していた。

 そして大きな飛躍の年となったのが2021/22シーズン。負傷のため出遅れながらも復帰後は驚異的なペースでゴールを量産し、ポルトガルリーグでは3度のハットトリックも達成。28試合出場で26ゴールを挙げて得点王に輝いた。

 チャンピオンズリーグの舞台でも強豪相手に力を発揮。バルセロナから2ゴールを奪ったほか、バイエルン・ミュンヘンとアヤックスからも各1得点、そして移籍先となるリバプールからも準々決勝の2試合で2得点を挙げた。

 クラブでの活躍だけでなくウルグアイ代表としても有望株だ。2019年のデビューから11試合に出場して2得点を記録しており、ルイス・スアレスやエディンソン・カバーニなどウルグアイの輩出してきた大物ストライカーの系譜に繋がる次世代のエース候補として期待されている。

 190cm近い長身で体格に恵まれたセンターフォワードであり、スピードのあるドリブルや強烈なヘディングなど得点パターンも豊富。アシストや守備面などでの貢献も大きい。ユルゲン・クロップ監督のチームでどのようなプレーを見せてくれるのか楽しみな選手だ。

【了】

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