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【写真:2022 Asian Football Confederation (AFC)】
韓国撃破の立役者・藤田譲瑠チマ
サッカーU-21日本代表は12日、AFC U-23アジアカップでU-23韓国代表と対戦し、3-0で勝利した。2歳上の韓国に対し、堂々たるプレーぶりで準決勝進出の切符を勝ち取っている。
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この試合の中で特筆すべきパフォーマンスを見せたのが、藤田譲瑠チマだった。4-2-3-1のダブルボランチの一角で先発した藤田は、持ち前のボール奪取能力の高さを見せつけた。カバーエリアが広く、時には前線の近くまで飛び出して相手の攻撃の芽を潰す。ピッチに背番号8が2人いるのではないかと錯覚するほど、そのプレーはU-21日本代表を助けていた。
同時期にA代表はワールドカップに向けた貴重な強化試合を行っている。A代表には同ポジションに遠藤航という優れたボールハンターがいるが、インサイドハーフとして藤田は適任なのではないだろうか。
現時点ではアジア最終予選で結果を残した田中碧と守田英正に加え、攻撃的なカードとしてパラグアイ代表戦などで素養を示した鎌田大地、ブラジル代表戦で強度の高さを見せた原口元気がいる。ここにもう1枚、ボール奪取能力とプレーエリアの広さを武器にする藤田が加われば、スペイン代表やドイツ代表といった強豪国に対して戦い方の幅が広がる。
準決勝が控えるU-21日本代表からA代表にすぐ招集することは現実的にできないが、今すぐにでも飛び級させてほしいと思えるようなポテンシャルとパフォーマンスを見せている。欧州組を招集できない7月のEAFF E-1サッカー選手権で、ぜひとも試してほしい選手である。
【了】