レアル・マドリード最新ニュース
【写真:Getty Images】
レアルやプレミア勢が獲得を争うチュアメニ
レアル・マドリードへの移籍に向けて合意に達しているとも報じられるモナコのフランス代表MFオーレリアン・チュアメニだが、予想外の問題が生じているようだ。英『ESPN』が伝えている。
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モナコで主力として活躍して評価を高め、多くのビッグクラブから関心を集める存在となったチュアメニ。マドリーはパリ・サンジェルマンのFWキリアン・ムバッペ獲得を逃したあと、補強のトップターゲットをチュアメニに切り替えたとも報じられた。
マドリーはチュアメニとの間で個人合意に達しているとみられ、またモナコに対しても移籍金8000万ユーロ(約109億円)を支払うことで獲得決定間近との報道もある。だが現在の所属クラブが、フランスリーグで戦ってはいてもモナコという国のクラブであることが事情を複雑にしているようだ。
『ESPN』が伝えたところによれば、スペイン財務省はモナコを“タックスヘイブン”であるとみなし、マドリーがチュアメニを獲得した場合にモナコが得る利益に対して24%の課税を行う見通しだという。モナコは2年前にボルドーから2000万ユーロでチュアメニを獲得しており、差額の6000万ユーロに対して1440万ユーロ(約19億6000万円)が課税される計算となる。
モナコ側は、マドリーが移籍金に加えて必要な税金も負担することを希望。だがマドリー側は追加の支払いに難色を示しているとのことだ。
マドリーへの移籍が難航することになれば、チュアメニの獲得を希望する他のクラブにもチャンスが出てくるかもしれない。リバプールもマドリーと同じく本人と条件面で合意していると報じられるほか、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーなども同選手に関心を示していると言われている。
【了】