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選手補強の成否はチームの成績に大きな影響を与える。イタリアで長く栄華を極めたユベントスには、期待以上の活躍を見せた選手もいれば、期待を裏切った選手もいた。ここでは、2001年以降に加入した選手の中から、ユベントスにとって最高の補強となった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照
5位:アンドレア・ピルロ
【写真:Getty Images】
生年月日:1979年5月19日
移籍金:フリー
在籍期間:11年夏~15年夏
リーグ戦成績:119試合16得点33アシスト
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21世紀におけるミランの黄金期を支えた「世界最高のレジスタ」アンドレア・ピルロがフリーでやって来たことは、ユベントスにとって間違いなく幸運なことだった。在籍は2011年から2015年までの4年間と決して長くはないものの、ビアンコネロにもたらしたものの大きさは、計り知れないものがあったと言えるだろう。
ユベントスに移籍した当時はすでに32歳。ミランでの最後のシーズンは怪我の影響もあり低パフォーマンスに終わっていたので、この補強に対し疑問を抱く人も少なくなかったようだ。しかし、ピルロはピッチ上で自身の獲得が正しかったことを証明。クラウディオ・マルキージオ、アルトゥーロ・ビダルらと共に中盤を構成し、ワールドクラスのパススキルを駆使してゲームをコントロールするなど、アントニオ・コンテ監督の下で不可欠な存在となっていた。
結果的にピルロは加入1年目でリーグ戦14アシストを記録。1991/92シーズンのミラン以来20年ぶりとなる無敗優勝に大きく貢献した。そして、以降も同選手は中盤の要として活躍。ユベントスでのラストイヤーとなった2014/15シーズンにはミラン時代にも指導を受けたマッシミリアーノ・アッレグリ監督の下で二冠、さらにはチャンピオンズリーグ(CL)準優勝を経験している。
ピルロはユベントスに在籍した4シーズンすべてでセリエA制覇という財産をもたらした。ニューヨーク・シティ移籍が決まった際、クラブは「この素晴らしい4シーズンをアンドレアと一緒に過ごせたことは光栄であり、ユベントスに関わるすべての人が彼の今後の活躍を願っている。マエストロ、今までありがとう、そして幸運を祈る」と公式サイトに記載。ユベントスの一つの黄金期の始まりを支えたという意味でも、やはり最高の補強になったと言える。