サッカー最新ニュース
近年ではキリアン・ムバッペやアーリング・ハーランドを筆頭に、10代から活躍する選手は決して珍しくない。既にトップチームで頭角を現し、世界中に認知されている選手もいるが、これから出てくる逸材も数多くいる。ここでは、近い将来に頭角を現す可能性が高い若手選手をピックアップ。今回はミランの将来を担う逸材3人を紹介する。(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価値は『transfermarkt』を参考)。
FW:マルコ・ナスティ(U-19イタリア代表/ミランU-19)
【写真:Getty Images】
生年月日:2003年9月17日
トップチーム通算成績:なし
市場価値:-
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴】
ミランの下部組織でいま最も評価を高めているストライカーは、マルコ・ナスティと言っていいかもしれない。古都パヴィア出身の同選手は今季、カンピオナート・プリマヴェーラ1でここまで22試合13得点7アシストを記録と爆発中。その活躍が評価され、昨年末のナポリ戦ではステファノ・ピオーリ監督率いるトップチームに招集されることになった。また、今年にはU-19イタリア代表デビューも果たしているなど、ノリに乗っている。
プリマヴェーラで9番を背負うナスティは、身長179cmとFWとしては十分なサイズを誇っている。爆発的なスピードなどはないがボディバランスに優れていて、相手に激しく身体を寄せられても簡単には負けない。そのため、ポストプレーには定評がある。また、いわゆるごっつぁんゴールが多い選手だが、それは優れたポジショニングと確かな嗅覚を持っているからこそ。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』はナスティをパトリック・シックや元ミランのアンドレ・シウバを彷彿とさせると紹介している。
そんなナスティにはイタリア国内の複数クラブが興味を示しているようで、ユベントスに関しては50万ユーロ(約6000万円)でのオファーを出したとのこと。しかし、ミランはこれを即座に拒否したようだ。また、ナスティは先月にクラブとの契約を2026年まで延長している。このことからも、周囲からの期待は厚いと言えるだろう。トップチームにおける将来の9番候補に引き続き注目したい。