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久保建英は「バランスを崩せる」。5試合中わずか先発1試合。アギーレ監督が考えるマジョルカでの起用法とは?

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



途中出場となった久保建英

 ラ・リーガ第34節、バルセロナ対マジョルカが現地時間1日に行われ、2-1でバルセロナが勝利した。久保建英は59分にピッチに立ったが、得点に絡むことはできなかった。



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 久保はこの試合も含めてリーグ戦25試合に出場しているが、得点はわずか1。ハビエル・アギーレ監督就任後は5試合中4試合が途中出場になっている。チームはその間、アトレティコ・マドリード撃破を含めて2勝3敗。前節アラベス戦の勝利で、降格圏脱出に成功している。

「タケ(久保建英)はサイドラインに固定しないで自由にさせる必要のある(相手の)バランスを崩せる少年だ。私はとても好きで、彼はよくやっている。もっと長い時間プレーさせたいのだが、そうできないこともある。複雑なゲームだった」

 スペイン紙『マルカ』によると、バルセロナ戦後の会見でアギーレ監督は久保をこう評している。監督交代後は5バックで戦うことが多く、前線には中央で時間を作れる選手が好まれている。久保のように臨機応変にポジションを動かすアタッカーが輝くのは難しい。

 アギーレ監督就任後に久保が先発したのはアラベス戦のみ。データサイト『WhoScored.com』の集計では、アラベスのボール保持率はマジョルカ(14位)を下回る18位。現状で久保が先発起用されるのは、ある程度ボールを保持できる相手との試合に限られるということになる。

 マジョルカに残されたのは4試合。次節ではボール保持率リーグ16位のグラナダと対戦する。リーグ16位のマジョルカと同18位のグラナダによる直接対決で、久保に先発の機会は回ってくるのだろうか。

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