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リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
20位:マルテン・デ・ローン(オランダ代表/アタランタ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年3月29日
市場価格:2000万ユーロ(約24億円)
20/21リーグ戦成績:35試合1得点1アシスト
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マルテン・デ・ローンは、9歳の頃にフェイエノールトの下部組織に加入した。しかし、同クラブではプロ契約を掴むことが出来ず、2006年に移籍したスパルタ・ロッテルダムでプロデビューを果たした。その後、ヘーレンフェーンを経てアタランタに移籍すると評価が上昇。翌年にはミドルスブラに移籍したが、1年でイタリアへ帰還している。
セリエA最強の狩人との評価も受けるデ・ローンの武器は、強靭な「フィジカル」と鋭い危機察知能力だ。危険な場面には常に顔を出し、相手の行動を読んだ冷静な守備と瞬時のプレスでボールを刈り取る。ボール際で負けることがほとんどなく、奪った後のキープ力も高い。中盤を制圧するその「守備力」は、セリエAの中でも屈指だ。
豊富な運動量を持ち、カバー能力にも長けるデ・ローンの守備範囲はかなり広い。また「パス」も高精度。CBでもプレーできるこの男は、広い視野でピッチを見渡し、正確なロングパスを配球できる。
守備時には絶大な存在感を放つが、「攻撃力」は平凡。先述したロングパスなどで関与はするが、「スピード」がなく、2列目からの飛び出しやカウンターに参加することは多くない。それでもアタランタの中盤に君臨し、チームを牽引するこの遅咲きのMFは、31歳にして20位にランクインした。