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世界最高のボランチは誰だ? サッカー選手守備的MF能力値ランキング6~10位。CLとW杯を制した男、アフリカ産のフィジカルモンスターとは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。


10位:マルセロ・ブロゾビッチ(クロアチア代表/インテル)

ブロゾビッチ

【写真:Getty Images】

生年月日:1992年11月16日
市場価格:4000万ユーロ(約48億円)
20/21リーグ戦成績:33試合2得点6アシスト


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 母国クロアチアの強豪ディナモ・ザグレブで台頭したマルセロ・ブロゾビッチは、15年1月にインテルに加入した。豊富な運動量と視野の広さも相まって「レジスタ」として才能が開花し、2019/20シーズンに監督に就任したアントニオ・コンテの下ではチームで最も替えの効かない選手になるまで成長した。2020/21シーズンのスクデット獲得にも大きく貢献。在籍7年目を迎えていたブロゾビッチにとってこれがインテル加入後、初のタイトルだった。

 2020/21シーズンのセリエAで1試合あたりの平均走行距離がリーグ1位となったことからもわかるようにブロゾビッチは豊富な運動量の持ち主である。ピッチを駆け回りながら、味方選手からボールを引き出し、正確な「パス」でゲームを組み立てていく。「テクニック」が「84」と彼の能力値で最高値となっていることからもボールを失う機会は滅多にない。

 また、この運動量は守備時にも大きく役立つ。「スピード」こそ「65」とやや低い値となっているが、身体能力に頼らず、読みの良さを活かしたポジショニングとスタミナ切れをしない運動量で広いカバーリングエリアを誇っている。「スピード」不足もポジショニングの良さで補えるため、弱点は極めて少ないと言えるだろう。

 シモーネ・インザーギへと監督交代後も絶対的な主力となっており、ニコロ・バレッラやハカン・チャルハノールらインサイドハーフの選手が高い位置でプレーできるのはこの男の中盤の底での安定感が故のことである。

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