2011年からアトレティコは興味を
香川真司はワールドカップ(W杯)で不本意なパフォーマンスを見せ大会を終えた。同時に次の4年後に向け再出発をするわけだが、先の見えないスタート地点にファンは不安と期待を隠せないでいる。
昨季のプレミアリーグにおいて、香川の所属するマンチェスター・ユナイテッドは名将ファーガソン監督のあとを継いだモイーズ新監督がチームを指揮したものの、かじ取りに失敗。クラブは7位でシーズンを終え、25年ぶりに欧州カップ戦の出場権を逃す結果となった。
香川もベンチを温める試合が多く、実戦でのプレーが減少したことで試合勘が低下。それがW杯の内容につながったといいう声も少なくはない。それだけに、来たる新シーズンは再帰を懸けたいところ。ただ、新監督を招集したチームでの居場所は保障されていなく、昨年のパフォーマンスを低く評価したフロントは同選手を放出する可能性もあるとの報道もされている。
もちろん、この1年での成績だけで彼の経歴は色あせるものではない。スペインの強豪アトレティコ・マドリーは、そんな同選手の能力、実績を評価し、獲得に興味を示しているクラブの一つである。
昨夏国内リーグ戦を制し、欧州チャンピオンズリーグ(CL)でも準優勝と古豪復活を遂げたアトレティコは、香川がドルトムントに在籍していた2011年頃から彼の獲得の噂がしばしば報じられてきている。
【次ページ】中盤の陣容は豊富。入る余地は?