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驚異的なペースでゴール量産のベンゼマ

　欧州のシーズンが終盤を迎え、サッカー界の年間最優秀選手に贈られるバロンドールの今年度候補となる選手も絞られてきた。仏紙『レキップ』は、レアル・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマが現時点で最有力候補だという見方を伝えている。

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　バロンドールを主催する『フランス・フットボール』誌は先日、2022年度より同賞の対象期間を欧州のシーズンに合わせる形に変更すると発表。11月に開催されるカタールワールドカップは次回2023年度バロンドールの対象期間に含まれることになった。

　2022年度の受賞者は今年夏に決定されるため、2021/22シーズン中の活躍が審査材料となる。マドリーで絶好調を維持しているベンゼマも、当然ながら有力な候補の一人となりそうだ。

　ベンゼマは今季マドリーでここまで公式戦37試合に出場して37得点を記録。34歳にしてキャリアハイの得点数を更新し、リーガエスパニョーラでは得点ランキング首位を独走、アシストランキングも首位タイとなっている。チャンピオンズリーグ（CL）でもパリ・サンジェルマン、チェルシー相手に2試合連続のハットトリックを叩き込むなど衝撃的なパフォーマンスを披露してきた。

　1991年バロンドール受賞者であるジャン＝ピエール・パパン氏も、今年度の受賞者はベンゼマになると仏紙で予想している。ベンゼマが受賞を果たしたとすれば、フランス人選手としてはそのパパン氏以来31年ぶりとなる。

　他には、ベンゼマと同じく驚異的なペースでゴールを量産しているバイエルン・ミュンヘンのFWロベルト・レバンドフスキ、セネガル代表でアフリカ・ネーションズカップ優勝を果たし、リバプールでも4冠の可能性を残しているFWサディオ・マネなども有力候補として言及されている。いずれにしても、CLをはじめとした今後のチームタイトルや個人タイトルの行方がバロンドール選定にも大きく影響してくることになるかもしれない。

【了】