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【写真:Getty Images】
久保建英はまたも不発
サッカー日本代表は29日、FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選でベトナム代表と対戦し、1-1の引き分け。ホームでアジア最終予選の最終節を勝ち切ることができなかった。
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24日に行われたオーストラリア代表戦でカタールW杯出場を決めた日本代表は、ベトナム代表戦は消化試合となった。そのため、森保一監督はスタメン9人を変更。オーストラリア代表戦で出番なしに終わった久保建英は、この試合でスタメンに名を連ねた。
右ウイングに入った久保は、5分にこの試合のファーストシュートを放つ。23分には、ペナルティーエリア左手前から旗手怜央へスルーパス。さらに、26分にはドリブル突破からクロスを上げるなど、試合序盤からチャンスを演出し、後半はトップ下に入ると先制点に絡む活躍を見せた。
しかし、61分に無念の途中交代。相手がグループ最下位のベトナムだったということを加味すれば、十分な活躍が出来たとは言い難いだろう。
チャンスには多く絡んでいたが、5分に放ったシュートはフリーにも関わらずシュートミス。34分には強引にドリブルを仕掛けて取られるなど、らしくないミスがいくつか見られた。
右サイドでボールを持った時は、山根視来や原口元気のサポートが遅く、久保が時間を作ってもDFの裏へ抜ける選手がいなかったため、個人で打開しようとしたのだろう。1対1や1対2の場面が多く、味方との連係で崩した場面はほとんどなかった。
だが、久保のレベルであれば、ベトナム相手に個人で打開し、結果を残す活躍が期待される。データサイト『SofaScore』によると、チーム内2位となる4本のシュートを記録したが、またしても不発に終わってしまった。
アジア最終予選であまり出番のなかった控え選手が多く出場したため、味方と連動するのが難しい側面もある。だが、目立った活躍が出来なったことは事実。この試合の出来では、同ポジションを務める伊東純也からスタメンの座を奪うことは難しい。 W杯までに伊東のように目に見える結果を残さなければ、メンバーに選ばれてもベンチを温めることになるだろう。
【了】