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【写真:Getty Images】
浅野拓磨は“オーストラリアキラー”
サッカー日本代表は24日に行われるカタールワールドカップアジア最終予選のオーストラリア代表戦に向けてシドニーで合宿に入った。
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かつてオーストラリア代表のティム・ケーヒルが“日本キラー”と呼ばれたように、日本代表にも“オーストラリアキラー”と言える相性抜群の選手がいる。それはFW浅野拓磨だ。
昨年10月のオーストラリア戦では記録こそオウンゴールになったものの、途中出場から決勝ゴールを挙げてチームを救った。また、浅野は日本代表がロシアワールドカップ出場権を獲得した2017年8月のオーストラリア戦でも決勝ゴールを奪っている。
これまでのオーストラリア戦に3試合出場し、オウンゴールになったものも含めれば2得点に関与。そして、いずれのゴールも日本代表の勝利に結びついている。まさに“オーストラリアキラー”である。
21日にオンラインで取材に応じた浅野は「オーストラリアに強いという自覚はそこまでない」と謙遜しつつ、「期待してくれている人も少なからずいるかなと思います。僕自身も一番自分に今期待していますし、自分が決めてやるという気持ちで準備をしています」と自信ものぞかせた。
三たびオーストラリア戦でゴールネットを揺らせばヒーローだ。森保一監督が率いる日本代表で浅野は主に途中出場から流れを変える役割を担い、重要な場面で結果を残してきた。
サンフレッチェ広島時代にも指導を受けた恩師を「ワールドカップに導きたいという気持ちは、あることはあります」と浅野は言う。しかし、「一番は何としても自分がワールドカップに行きたいという気持ちが強い」。
「人のことは本当に考えられないくらい自分は自分に集中していますし、そこまで余裕がないので、結果的に森保監督をワールドカップに連れていくことができたと言えるように、まずは自分のために、自分がワールドカップに行けるように100%の準備をしたいと思います」
コンディションも良く「自分がゴールを決めてチームを勝ちに導きたい気持ちは強い」と語る浅野がオーストラリア戦に出場するとなれば、自然と期待は高まり、同時にピッチ内外のムードも熱を帯びてくるはず。2大会連続で日本代表をワールドカップ出場権獲得に導くゴールの予感は確実にある。
「周りの人やチームメイトにも『オーストラリアキラー』と言ってくれる人がいますけど、僕自身どの試合でも準備はあまり変わらないですし、結果的に今回の試合が終わった後も、みんなからそういう(オーストラリアキラーだという)言葉をもらえるように準備するだけかなと思います」
ロシアワールドカップ出場権獲得はホームだったが、今度はアウェイの地で5年前の歓喜を再現できるだろうか。“オーストラリアキラー”の躍動が楽しみだ。
【了】