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リバプールは控えメンバー放出検討？

　リバプールの日本代表MF南野拓実は、夏の移籍市場で他クラブへ移籍することもあり得るのかもしれない。ユルゲン・クロップ監督も放出の可能性を示唆するような発言をしている。

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　攻撃陣に世界屈指のメンバーを揃えたリバプールでポジション争いに苦戦し、今季も十分な出場機会は得られていない南野。プレミアリーグでの先発出場は一度もなく、10回の交代出場も全て短時間のプレーにとどまっている。

　だが一方で、FAカップやカラバオ・カップ（リーグ杯）で起用されれば順調に得点を重ね、主力を休ませながらの上位進出に少なからず貢献を果たしてきた。クロップ監督も英『スカイ・スポーツ』によるインタビューの中で、南野が貴重な戦力であることに言及している。

　現在の主力メンバーはリバプールで自身が指揮を執り始めて以来「最強」だとしつつ、「さらにディヴォック（・オリジ）とタキ（南野）もいるのはクレイジーなことだ」とクロップ監督は層の厚さも強調。南野は先週末のブライトン戦でベンチ外となったが、「私にとっても彼にとってもこういうことは本当につらい。タキは信じられないほどの（好調な）時期を過ごしている」と指揮官は語った。

　冬の移籍市場ではコロンビア代表FWルイス・ディアスを獲得するなど、攻撃陣の充実度はさらに増している。夏の移籍市場では、メンバーの整理が行われる可能性もあるのかもしれない。

「今のメンバー規模を考えれば、全く同じまま全員一緒でいる可能性は低い。もちろん十分にプレーできていないと考えている選手もいる。夏にどうなるか見てみよう。だがグループの核は絶対にこのまま一緒でなければならない」とクロップ監督。南野やオリジなど、“核”に含まれない選手の放出が想定されているのだろうか。

【了】