マンチェスター・ユナイテッド最新ニュース
【写真:Getty Images】
ヨーゼフ・ビカン氏を上回ったと言われるが…
マンチェスター・ユナイテッドのFWクリスティアーノ・ロナウドは、現地時間12日に行われたトッテナム戦でハットトリックを達成した。この3得点によりサッカー界の“歴代最多得点者”になったとも言われているが、記録の正確性には不明瞭な部分もある。
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前節までの公式戦直近10試合でわずか1得点にとどまり、不振に対する批判や年齢の影響による衰えを指摘する声も強まっていたC・ロナウド。だが上位争いの重要な一戦で実力を発揮し、ユナイテッドを3-2の勝利に導く立役者となってみせた。
3得点を加えたC・ロナウドのキャリア通算得点数は、ポルトガル代表も含めて合計807ゴール。1930年代から1950年代にかけて活躍したチェコ系オーストリア人のヨーゼフ・ビカン氏が記録していた805ゴールを上回り、歴代最多のゴールスコアラーになったと多くのメディアが伝えている。
だが時代的な事情もあり、ビカン氏の残した正確な通算得点数は必ずしも明確ではない。ビカン氏の得点数を「759点」とする記録もあり、C・ロナウドは昨年1月の時点ですでに同氏の数字を上回ったとも報じられた。だがチェコサッカー協会はその際、ビカン氏は親善試合などを含めずとも公式戦のみで通算821得点を記録したと主張していた。
一方で、国際サッカー連盟(FIFA)公式ウェブサイトでは以前にビカン氏の通算得点数について「805点」と言及されたこともあった。今回は主にその記述に基づき、C・ロナウドが同氏の得点数を上回ったとされている。
ビカン氏については、アマチュアやリザーブの試合を含めれば通算950得点以上という記録も伝えられているが、チェコサッカー協会の主張する公式戦得点数は821点。C・ロナウドはあと15点を加えれば、この数字も上回って正真正銘の歴代最多得点者と認められることになるかもしれない。
【了】