『ジュニアサッカーを応援しよう!vol.30秋号』P037-041より一部転載
ゴールを意識する効用。前を向いてプレーする低学年
小学校低学年の子どもたちの試合などを見ていると、サッカーの本質に気づくことができるかと思います。よくいう団子サッカーなのですが、彼らはボールを持つと必ずゴールへ向かっていきます。
相手がいなければどんどん前へ行くし、いればぶつかりはしますがそれでもこじ開けてでも前へ進もうとします。1年生などは本当に無駄のない動きをしますし、見ていてすがすがしいほどです。
ボールをもらうときも同様です。子どもは相手がいると嫌なので、相手から離れてもらおうとします。「パス!パス!」と懸命に叫ぶ子を見ていると、案外スペースに立っていたりします。要するに、彼らは常にゴールの方向、前を向いてプレーしています。
たとえ自陣にいても、いつもゴールを意識する。意識することによってプレーやその選択が攻撃的になります。そうなると、自ずとファーストタッチも前へ前へと効果的な場所にボールを落とすようになります。
よく試合で「前を向かせるな!」と守備の選手に指示する声が聞こえますね。同様に、攻撃する選手には前を向くことを徹底させてください。
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