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古橋亨梧もうかうかできない。「彼のようなスタイルや存在感が非常に大事」ポステコグルー監督が称賛する新たなストライカー【分析コラム】

text by 舩木渉 photo by Getty Images

セルティック(古橋亨梧・旗手怜央・前田大然・井手口陽介)最新ニュース

 現地20日にスコティッシュ・プレミアシップ第27節が行われ、セルティックはダンディーFCに3-2で勝利を収めた。公式戦連続無敗記録が17試合で途切れた直後の一戦で、アンジェ・ポステコグルー監督が仕込んできたアタッキング・フットボールの真価が発揮された。攻めて、攻めて、攻め続ける。そして早々と今季の公式戦100得点を達成している。(文:舩木渉)



18戦ぶりの敗戦直後。いきなり弱点を突かれたが…

セルティック
【写真:Getty Images】

 連戦連勝のセルティックに思わぬ落とし穴が待ち受けていた。

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 現地17日に行われたUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)の決勝トーナメント・プレーオフ1stレグで、ノルウェーのボデ・グリムトに1-3で敗れたのである。

 それまで公式戦9連勝、17試合負けなしだったセルティックはホームで主導権を握りながら3失点。浦和レッズに所属するFWキャスパー・ユンカーの古巣でもあるボデ・グリムトのシンプルなカウンターに何度も苦しめられ、ディフェンスライン手前の危険なスペースを簡単に使われてしまった。

 リーグ優勝とUECL制覇を目指す上でも悪い流れを断ち切りたい。そんな中で迎えた現地20日のスコティッシュ・プレミアシップ第27節のダンディーFC戦は、アンジェ・ポストプレー監督が目指すアタッキング・フットボールの哲学を存分に堪能できる一戦となった。

 MF旗手怜央とFW前田大然の日本人2選手が先発出場したホームゲームは3-2でセルティックに軍配が上がった。スコアだけを見ると薄氷の勝利に思えるが、実際の試合展開は全く違う。2点取られたら3点取り返す。とにかく試合が終わった瞬間に相手より1つでも多くのゴールを決めていればいい。これこそ「ポステコ流」の真骨頂なのである。宗教的ですらある指揮官の考え方は、すっかり選手たちにも浸透したようだ。

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